校長あいさつ

桜堤の満開の桜が咲き競う今日の佳き日に、熊谷市医師会附属准看護学校と看護専門学校の合同入学式が、かくも盛大に挙行できますことに心より感謝申し上げます。


新入生の皆さん並びにご父兄の皆様、誠におめでとうございます。
本日入学した皆さんは、入学の喜びと、新しい学校生活への期待で胸がいっぱいのことと思います。皆さんは、将来の人生設計として、看護の道を選択しました。しかしそれは、決して平坦なものではありません。医療技術は日々進歩し、超高齢化社会への対応も困難を伴います。常に努力を続ける強い忍耐力をもって、看護への道を貫いていってください。


春は躍動の季節です。生命の息吹が一気に動き出します。皆さん一人ひとりの夢や准看護師になるという目標の実現を花の開花に例えるなら、本校で学ぶ日々は、花を咲かせるための大切な準備期間です。タンポポの花があります。小さく可憐な花ですが、根はとても長く、広い範囲に張り巡らされています。生きるために、そして花を咲かせるために、水や養分を求めて根を精いっぱい伸ばしています。見えないところで、生きるための努力を一生懸命にしているのです。この根の姿が、生きて行くことの教訓として見えてきます。「粘り強く生きなさい。」、「少しでも努力しなさい。」、「ひたむきになりなさい。」、「諦めずに頑張りなさい。」、と言っているようです。その生命力が、時にはコンクリートのわずかな隙間を打ち破って成長し、花を開かせるのです。


皆さんにも、タンポポのように大地にしっかりと根を張れる人になって欲しいと思います。自分の成長の糧になるものをひたむきに探し求め、どんどんと吸収していってください。それは、知識や技能を基盤とした課題解決力にとどまらず、人としての温かさや誠実さ、勇気や正義など、いろいろとあると思います。皆さんのそれぞれの花が、この二年間でどれだけ成長するか、どんな花が咲くのか、とても楽しみにしています。


結びに、本日新入生のためにご臨席いただきましたご来賓の皆様をはじめ、お集まりの皆様に心からお礼を申し上げ、式辞といたします。

平成28年4月5日


熊谷市医師会附属准看護学校
校長 佐藤 祐一